|
|
|
1.袋 帯 |
|
正式には、表裏の模様を考慮しながら筒状に織りあげ、二つ折りの袋状にして仕立てたものを本袋帯と呼びますが、現在では表面にだけ模様があり、裏は無地のものが通例になっています。
金糸・銀糸を使った華麗な模様が多く、生地は錦織・綴織・唐織・ふくれ織などの織りが中心です。 帯の格によって礼装から小紋まで、幅広く締めることができます。 |
|
柄づけによる種類分けもあります。帯の長さ全部に柄づけされているのが通し柄(全通)、たれからてさきの方に約2メートルほどと、てさき約30センチの所にだけ模様がある六通などがあります。これは胴に巻く一枚目は模様が見えないため、それを省いたということです。手間を省くと共に、胴が太くならず締めやすくなります。
また、お太鼓部分と胴の前側にくる部分にだけ模様があるお太鼓柄は、多く名古屋帯に見られます。 |
|